人手不足による売り手市場が継続中!
薬剤師の転職市場での状況は、2006年4月からの薬学部6年制導入が影響しています。
この制度改革により、2010年、2011年には新卒が就職市場に登場しないことになったからです。
このことで、薬剤師の中途採用市場では、人員確保に採用競争が激化しました。
転職市場に大きな影響をもたらしたわけです。
一時、薬剤師が転職するなら2011年までとまで言われたほどです。
薬学部6年制への移行により、2012年3月までは実質的に新卒が登場しない空白の期間が出来上がることになり、2010年、2011年は空前の売り手市場となりました。
実際、薬局やドラッグストアでは、薬剤師を採用したくても採用できない状況になり、特需売り手市場となったわけです。
空白期間は中途採用市場にも影響を及ぼし、中途採用の採用ニーズもかなり高まりました。
それ以降、6年制薬剤師が出てくるということもあり、転職市場での需給バランスは大きく変わりそうです。
今後、積極的な獲得競争合戦が展開されそうです。
6年制薬剤師が転職市場に本格的に影響を及ぼすのは、2015年頃と推測されています。
ドラッグストアや薬局で経験を積んだ新卒が、キャリアアップのために転職を考え始める年だからです。